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私的映画レビュー vol.79 『メン・イン・ブラック3』 [映画全般]

エージェントKとエージェントJは、今日も今日とて異星人の取り締まりに余念が無い。
しかし、コンビを組んで10年以上になるにも関わらず相も変わらずのギクシャクぶり。
今日もまた仕事で衝突したものの、また明日になれば変わらぬ日が待っているはずだった。

翌日Jを待っていたのは、Kの気配すらない世界だった。
「今日の冗談は、これまでで一番たちの悪い冗談だ」
わめき散らすJを見かねた本部長は、彼をたしなめつつ衝撃的な事実を告げた。

「エージェントKは40年以上も前に殉職した」



つーことで、何かなし崩し的に観てきました。
というよりも、観に行かされました、という表現が正しいかな。

ま~自分はMIBは1しか観ておらず、予備知識を若干持っている程度で
それほど思い入れもなかったので観に行くつもりはなかったんですけど、
テンポの良い展開、ほぼ無駄の無い構成、ふざけたことを真剣にやってることによる面白み、
そして後味の良い終わり方と、エンターテインメント溢れる作品になっていまして、
面白かったなぁというのが素直な感想でした。


とにかく良いところしか思い浮かびませんが、あえて気になった点はというと、
MIBの特徴?であるアクの強い異星人がほとんど出てこず
エージェントKとJに焦点が当たり過ぎている、といったところでしょうか。

ま、それにしても今作の主題がそもそもKとJなので、あながち間違ってはいないのですがw


ということで、鉄板中の鉄板、MIB3の紹介でした。
これから控える、アメージングスパイダーマンとダークナイトライジングまでの繋ぎとして
ご覧頂いては如何でしょうか。


※ちなみに、本作も3Dで観ましたが、物語終盤ころには目が3Dに慣れてしまって
 3D間はほとんどございませんでしたので、2D上映でも十分だと思います。

MIB3.jpg
回を重ねるごとに面白くなる?珍しい作品かもしれませんね。

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私的映画レビュー vol.78 『●REC3 ジェネシス』  [映画全般]

コルドとクララは、人生最良の日である結婚式当日を迎える。
親戚、友人、その他大勢の同胞からあふれんばかりの祝福を受ける彼らが撮影された映像には
おおよそ考えられないような事態が録画されていた。



つーことで、ある種カルト的な人気を誇るRECシリーズの最新作を鑑賞してきました。
いや、別に好きという訳ではなく、第1作も未見なんですけど
なぜか縁があり、2に続き3も劇場での鑑賞となった次第です。

RECとは録画を意味していまして、録画された映像を再生したところ
とんでもない内容が写っていたという、いわゆるブレア・ウィッチ的な手法の作品で、
なんつーか、リアリティをウリにした怖さというのが持ち味だったと思うのですが、
今作はちょっとその趣旨からずれてるような印象を受けました。
まぁ、ジェネシス(創世)の言葉通りといえばそうなのか、といったところではないでしょうか。


とりあえず、なぜか常時1000円で鑑賞できるので、ちょっと興味ある方は
選択肢の候補に入れてみては。
ただ、最短の2週間しか上映しなかったようで、ほとんどやってないっぽいんですけどねw


しかし、余談になりますけど、今年は結構映画の当たり年かもしれないですね。
ダークシャドウ、スパイダーマン、MIB3と大作があり、多分今年最大の注目作と思われる
ダークナイトの新作と、見逃せないラインアップでちょっと楽しみではあります。


REC3.jpg
まぁこれ、REC4も当然あるんだろうなぁ・・。

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私的映画レビュー vol.77 『ドラゴン・タトゥーの女』 [映画全般]

雑誌ミレニアム所属の敏腕記者であるブルムクヴィストは、とある汚職事件をスクープしたことで
致命的なダメージを受けることになる。そう、その記事はガセであるとして訴えられ
有罪が確定してしまっていたのである。

ある日、失意の中日々の生活を送っていた彼の元に、過去の事件の真相を暴いて欲しいという
依頼が舞い込む。

依頼主は、落ちぶれたとはいえ大財閥の創始者であり一族の長、
報酬は先に受けた汚名の返上に繋がる情報というもの。


ブルムクヴィストは、数十年前に失踪した依頼主の孫娘の行方を追い、捜査を開始する。



つーことで、実は2ヶ月以上も前に観に行ってた本作を今頃紹介しますw
いや、書こう書こうと思いつつこれだけの月日が経ってしまったわけで・・・。
まぁ、地味に映画観たけど記事にしてないという作品も結構あるんですよね・・・。
昨日テレビでやっていた「阪急電車」とか「白夜行」とかね。

閑話休題。
ということで、ドラゴン・タトゥーの女です。
奇抜なタイトルと、最近Blu-rayの予約がちらほらと目に付くことで記憶に残っている方も多いでしょう。
本作は、『ミレニアム』というシリーズ3部作の中の第1作目にあたるもので、
一緒にいった後輩の弁を借りると「アクション映画かと」思うようなタイトルですが
いえいえどうしてかなり本格的なミステリーとなっております。
いや、サイコサスペンスのほうがしっくりくるかな。


ま~、主役のダニエル・クレイグがいい味出してるし、
何と言うか、作品全体の雰囲気も、ミステリアスな雰囲気をよく醸し出していて
緊張感のある仕上がりになっていると思います。

ただね~、何かにつけてエロティックなシーンがビシバシ入ってくるのがね~。
もう少し突っ込むと、単なるエログロ系といえちゃうくらいのものなので
その辺は予めご注意をば。


ですが、その辺さっぴいでもよく出来た作品だと思います。
続編もあるのでしょうが、本作だけで完結といってもいい終わり方でしたし
ミステリーやらサスペンスもの好きな方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。


ドラゴンタトゥーの女.jpg
地味にここで終わらせてもいいような気が・・・。第2作目は個人的にはびみょ~。

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私的映画レビュー vol.76 『バトルシップ』 [映画全般]

海軍の中でもエリートに属する兄を持つアレックスは何をやってもうだつの上がらず
定職にもつかずにその日暮らしを送っていた。
その兄の目の前で大失態を演じた彼は、半ば強制的に海軍に入ることに。

その頃、宇宙において地球と同じ環境下にある惑星を発見したNASAは、
その惑星へむけ通信電波を発信し、未知なる生物からの応答を待っていた。


数年が過ぎ、海軍でも相変わらずの問題児ぶりを発揮するアレックスは
日米合同による大規模な演習に参加する。
その演習のさなか、数年前から送信し続けている通信電波からの応答が思わぬ形で姿を現すのだった。



つーことで、ほとんどノリで観に行くことが決まったのがこちら、バトルシップです。

ユニバーサルの100周年記念映画を冠するだけあって、スケールは大きく
制作費も湯水のごとく使ったんだろうなぁと思わんばかりの派手な展開が続きます。
とはいいつつも、突飛なものはほぼ皆無といってよく、
悪く言えば「ハリウッド的お約束」を全編に散りばめた構成となっており
その手の王道展開が好きな人にはたまらない、そうでない方でも決して損はしない、
そんな手堅い作りと評すべきでしょうか。


とりあえずストーリーの前半戦はタメやらフリ、中盤以降はひったすらバトル。
バトルもまぁ、いきなり大ピンチで「どーやって勝つんだコレ」的な展開が続くので
若干疲れるかもしれませんが、そういった逆境を乗り越えて人間的にもアレックスが
成長していく姿を観て、アメリカの方は盛り上がるんだろうなぁと自分は冷静に分析してました。


ん~、絶賛とまではいかないまでも決して失敗ではない、そんな評価がしっくりくるかもしれません。
とにかくお約束の応酬で、自分はシリアスな場面で思わず失笑することもありましたしw
(あ、自分はこの手のお約束は大好きです、批判してる訳ではありませんので)


ということで、安定・手堅い作りの本作、機会があれば劇場で鑑賞してはいかがでしょうか。


※劇中、とある兵器が登場するのですが、これを観た時にガンダムF91に登場する兵器を
 連想してしまう御仁とは、おいしいお酒が飲めそうですw


バトルシップ.jpg
エンドロールは最後まで観ること!

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私的映画レビュー vol.75 『ベルセルク 黄金時代篇 覇王の卵』 [映画全般]

とある攻城戦において対峙する両雄。しかし、巨大な体躯に対峙しているもう一方の戦士は
幼い少年だった。しかし、その身体ににつかわない大剣が印象的ですらあった。
紙一重の勝負の結果、その少年が勝利を収め、結果この戦い自体を勝利へと導く。

そんな戦いを、遠く城壁の上で見守る傭兵団の団長は、その少年を興味深く見つめていた。


ガッツとグリフィスの物語は、ここから始まる。



つーことで、映画が1000円でみれちゃうデーを利用して観に行ってきました。
本当だったら昨日アップして3日連続を目指していたのですが、
飲み会後になぜかガールズバーとかってヤツに無理やり拉致されたおかげで1日遅れのうpです。


そんな訳でベルセルク、今回は映画版と相成りましたね。
ただし、かなり昔にアニメで放送していた黄金時代編の3部作ということで
話題性はともかく、それほど食指の動いた方はいないのではないでしょうか。


作品自体はというと、映画ならではの動きの滑らかさと過激な表現が加わっただけで
以前のアニメとほとんど大差の無いものだった、という印象を受けました。
オマージュといえばそれまでなんですが、なんかこう、演出もアニメ版と似通ってたような気が。
音楽もかの有名な平沢進氏が担当していましたし。

ただ、アニメ版と決定的に違うのは、いわゆる尺です。
今回は上映時間が90分にも満たなかったため、原作知らない人は完全に置き去り。
初見の人にはかなりハードルが高い内容だと思います。
知ってる人だけを対象とした、いわゆるニッチ戦略を採用したのかもしれないですね。


総合的にみて、まぁ及第点を下回るくらいな感じだと思います。
物語がとにかくはしょられすぎていて、駆け足じゃなくて全力疾走レベルの展開速度なので。
正直、3部作らしいので、3部作出揃った時点で一気観する方がいいでしょうね。
または、素直に昔のアニメ版をお楽しみください。


ベルセルク.JPG
これ、黄金時代編の次もやるのかって思えるフラグが多いですよね・・。
タイトルといい、オープニングに出てきた登場人物といい・・・。
原作知らないと、黄金時代編には決して登場しない人物がオープニングにいるのは
違和感ありまくりなんじゃないでしょうか。

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私的映画レビュー vol.74 『Always 三丁目の夕日'64』 [映画全般]

鈴木オート、小説家の茶川、その他の面々・・・
夕日町三丁目は今日も変わらず元気に生活しています。



つーことで、意外に映画観てるでしょ?な第2弾は三丁目の夕日です。
毛並みが違うのでお気付きだと思いますが、仲間内でのお付き合いでの鑑賞でござる。
といっても、自分は映画化されるよりもずっと昔からこの作品を知っており、
祖母の家に行っては三丁目の夕日の漫画を読みふけっていた子供時代がございました・・。

そんな訳で実写化した際にはいささか複雑な心境でしたが
予想に反し世間では結構評判も良いようで、早くも3作目となったのが本作でございます。


まぁ、大きな物語というようなストーリーはほとんど無いのですが
なんていうんでしょう、寅さんや釣りバカ日誌、サザエさん的な
飛びぬけてはいないけど、安心して観れて、不満も無い・・・
そんな内容だったと思います。

その代わり、登場人物一人一人にドラマがあり、ひとつ終わっては次がはじまり
それがテンポ良く最後まで続くあたりに、3作目の登場となった理由があるんでしょうな。


実際、1作目はDVDで観たのですが、あまり良い印象が無かっただけに
今作のクオリティには驚かされたというのが本音です。
映画的というか、演劇的なツボを確実に抑えた良作だと思います。



Always'64.jpg
西岸良平先生の名作!そのうち毎年恒例映画になりそうですなぁ、これ。



※さて、3日連続を予定している映画レビューの最後は、本日観て来たばかりの、アレですアレ!
 
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私的映画レビュー vol.73 『ミッション:インポッシブル/ゴーストプロトコル』 [映画全般]

とある機密書類の奪還に失敗したエージェントに代わり
奪還任務につくことになったイーサンは、その在り処を突き止めたものの
予期せぬ妨害にあい、窮地に陥ることになる。

手がかりを失い、後ろ盾すら無くなったイーサンは、文字通り
達成が困難となったミッションを完遂すべく動き出す。



つーことで、実はかなり前に鑑賞していたのですがあれよあれよとアップを先延ばしして
結果今頃のご紹介となりました。
といっても、観たのは2月1日だった訳で、その時点でもかなり遅かったんですけどね。


さて本作は、通例に漏れずシリーズを重ねる度にパワーダウンしてきた感がある
ミッション:インポッシブルシリーズの最新作。
自分はシリーズ全て観ているので、今回はそれほど食指が動かなかったのですが
1000円デーで他の作品が微妙だったので鑑賞に至った訳です。

が、結果としてスクリーンで観てよかったと思えるほどエンターテインメント性溢れる
内容だったと思います。ストーリーを除いては、ですがっw


今回はとにかく派手。とにかく金かかってんな~という印象を随所から受けました。
それだけやってることが想像の範疇を超えるものばかりで
ちょっとネタバレになりますけど、有名なところではCMでも登場した
ドバイタワー(ブルジュ・ハリーファというようです)クライミングに始まり、
クレムリン、ドバイでの砂嵐、そしてラストの攻防などなど
アクションシーンはあの手この手で観客を楽しませようとする意図を汲み取れるほど
サービス精神溢れるシーンの連続で、120分を越える物語も時間の長さを感じさせないほど
濃密なものだったと思います。

まぁ、ストーリーは至極単純な訳ですが、この手の作品にストーリーの重厚さを求めてもね。


ということで、4作目にしてまさかの復権?を果たした本作。
アクション映画が好きで未見の方は必見だと思います。
(ひっさびさに大満足な一本だったので、Blu-ray出たら即買いする予定です)



MI4.jpg
久々の大ヒットとよべる本作、観て損はないでしょう。
あと、女暗殺者がとてもキュートだったのでこちらも必見!?

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私的映画レビュー vol.72 『カイジ2 人生奪回ゲーム』 [映画全般]

闇金帝愛グループの総会にて一人の男が表彰される。
満足げに佇む男が表情を曇らせたのは、自分ではないの男の名前も発せられたからだ。

当の男はといえば、度重なる借金により地下での強制労働に従事させられていた。
しかし、天才的なひらめきによりチンチロ勝負で大勝、地上への一時帰還を許され、
その短期間での借金完済を目論む。

一見不可能に見えたこのミッションは、とある非合法カジノと出会うことで現実味を増す。
そのカジノを運営しているのは、先に表彰されていた男が運営するカジノだった。


一条とカイジ。彼らは、「沼」と呼ばれる高レートパチンコを通してここに対峙することとなる。



つーことで、時期はずれも甚だしいですが、カイジの続編も鑑賞してきました。
※ちなみに、観たのは2週間くらい前なんですけどねww

原作が超有名ということで公開時から賛否両論入り乱れた状況で、
且つ物語の大半が、先に紹介したボッタクリパチンコ台「沼」との描写に費やされるとのことで
あまり期待していなかったのですが
どちらかというと「カイジ対一条」が物語の中心となり、
それを彩る要素のひとつとして「沼」が存在しているという印象を受け
こういった展開もありだな、と思いました。

実際、120分以上ある上映時間も長いと感じることはなく
メリハリのある佳作といった作品だと思います。

原作のカイジに思い入れがある方には違和感があるのかもしれませんが
先入観無く観れれば、娯楽作品としてはおすすめだと思います。
いやほんと、鑑賞しても損はないですよ。


さすが、脚本だか構成に原作者である福本氏もかかわっているだけありますよ。



カイジ2.jpg
原作の内容から、おそらくこれが最後でしょう。次やるとなると完全オリジナルか!?



※ひとつ残念だったのは・・・・これが無かったんだよな~
カイジ2-1.jpg


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私的映画レビュー vol.71 『モンスター上司』 [映画全般]

ニック、カート、デイル。知り合い同士である彼らには共通の悩みがあった。
そう、仕事上の直属の上司の存在である。
あるものはパワハラ、またあるものはセクハラ、そしてあるものは"バカハラ"

業を煮やした彼らは、遂にとある発想にたどり着く。
そう、邪魔ならば排除してしまえばいい・・・。

あの手この手で、彼らの復讐劇は幕を開けようとしていた・・・。



つーことで、今回は毛並みの違う映画、モンスター上司です。
知人のたっての願いということでの鑑賞となりました。

上記のあらすじから、一見するとミステリー方向へと進みそうなものですが
この作品はまったく違うベクトルを向いており、タイトルから推察されるように
アメリカにおける典型的なB級コメディ作品です。

徹底的なアメリカ的ベタ攻めの嵐で、そういった意味ではサービス精神満載であり
まぁとにかく放送禁止用語というか、下ネタが多いこと多いことw

また、キャストが超豪華なところもポイントかもしれません。
特に、主役級よりもむしろ脇を固める演者の豪華なことといったもう
本当に無駄遣いなんじゃないのこれ、と思えるほどです。
(脇役でコリン・ファレルが出てるんですけど、クレジットロール観るまで分かりませんでした。。)



そんなわけで、一言で言えばサービス精神溢れるコメディであり
肩に力をいれずに楽しめる作品だと思います。
たまにはこういうのを観るのもいいですね。


モンスター上司.JPG
全米では興行収入が1億ドルを突破したとのこと。確かにこの手の作品はアメリカ人好きそうだもんな~。
といえるくらい安定しています。特に、歯科女医のセクハラっぷりは必見かもw

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私的映画レビュー vol.70 『ファイナル・デッドブリッジ』 [映画全般]

新入社員研修の為にかりだされ、朝からその準備に余念のないサムは、
会社での営業成績の悪さと、自分の夢の狭間で思い悩む日々を過ごしていた。

そうこうする内に研修用のバスは出発。
途中、対岸へ渡るための大きな橋を通過することとなる。
橋はあちらこちらで工事が行われており斜線も減少、交通規制が敷かれているかの
ような大渋滞を起こしており、折からの強風も手伝い橋の上での停車を余儀なくされる。


それは急にはじまった。橋を支えるワイヤーが切れ落ちはじめ、重量に
耐えられなくなった橋が崩落し始めたのだ。
橋のど真ん中でこの事態に遭遇したトムをはじめとする面々は、
必死に逃げ惑うも、一人、また一人と犠牲になってゆく。
そして遂にトムも・・・。


っとここで急に意識が戻ったトムは、バスの中に自分がいるこの状況が理解できないでいた。
あれは夢なのかと思った矢先、不注意から指を怪我する、その瞬間に過ぎるとある予感。
そして周囲にはどこかで聞いたことのあるメロディが流れ始める・・・。
予感は確信に変わる。ここにいてはダメだ、と血相を変えバスを降りるよう促すトム。
彼を引きとめようと続いてバスを降りる同僚達。その瞬間に始まる橋の崩壊。


トムのおかげで死を免れた彼らは、こうして九死に一生を得ることになる
はずだった。



つーことで、もう5作目ですか~のファイナル・デッドブリッジです。
ファイナル・デスティネーション5といった方が分かりやすいですよね。
ええ、そうです、アレですアレ。死のピタゴラスイッチです。

今回も劇場で鑑賞する機会に恵まれましたので、大画面の、しかも3Dで、
巻き起こるピタゴラスイッチをハラハラしながら観てきましたw

高所恐怖症のワタクシには、のっけから始まる橋の崩落シーンからして
心臓バクバクものだったのですが、もうここから死の嵐が吹きまくり、
そのテンションのまま最後まで駆け抜けていった感があり、
結構あっというまに終わりを迎えた、そんな感じでした。

何より驚いたのは、1がストーリー、2がどちらかといえばサスペンスホラーチックと
作品に奥行きがあったのですが、3と4はただ単に人が死んでゆくだけの内容となり
今作もその流れを踏襲するのかと思いきや、意外にストーリー性に飛んだ作りをしており
小さな伏線を張り巡らし、それがラストシーンで回収される、というまさかの展開。

正直、勘の良い方ならある程度このラストは推理できるはずですが
(自分は途中で「ひょっとしたらこうもっていくんじゃないか」と気付きました)
何気ないカットがその伏線になってると最後に分かった時には本当に関心しました。


死の運命が対象となる人物を取り込むまでのハラハラ感、死へと通じるピタゴラスイッチ、
そしてよもやのラストシ-ンと、今作は見所も多く、お勧めできると思います。

ただし、やはり今作を見るにあたり、1~4までは観ておいた方が良いことと、
「この映画はこういう内容なのだ」ということを事前に理解した上で鑑賞した方が良いでしょう。
変にサスペンスやストーリー性を求めて鑑賞すると、完全に掴まされます。
(今作だけ鑑賞した、という人のYahoo映画にあったレビューが酷いことになってたのでww)

また、3Dの割には3Dを意識した演出が殆ど無かったのが残念といえば残念。
これは完全に前作の方が上ですね。2回くらい反射的に身体が動きましたから。


ということで、シリーズファンなら絶対におさえておくべき、
いや、おさえなければならない、そんな位置づけにある作品だと思います。



ファイナル・デッドブリッジ.jpg
知らない人が見たら単なるグロ映画。グロさでいうとSAWシリーズを超えてんじゃないですか!?
ちなみにワタクシはグロとかホラー映画は大の苦手ですがなにか!?
な人でも楽しめてしまう本シリーズ。未見の方は1からどうぞ。

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