SSブログ

私的映画レビュー vol.85 『悪の教典』 [映画全般]

英語教師である蓮実は、どの生徒からも好感を持たれる教師であり
教師たちの中でも中心的な存在。
しかし、その容貌からは考えられないような秘密を持っていた。

とあるささいな事件を"処理"するために取った行動から、彼の日常は平静さを失っていく。
そして、今までの平静がまるで異常であったかのような凶行は、生徒たちへ向けられた。



つーことで、上映前から色々と物議をかもし出していたこれ、観てきました。
ほんとはこれの前にバイオハザード5を観たんですけど、バイオハザード6(PS3)にかまけて
アップし忘れてましたw


・・・さて本題に戻りますが、予告編のキャッチー且つ衝撃的な映像から大いに期待した
ものですが、その期待が仇になったのか、いったいぜんたいなんだったんだこれ!?
というのが素直な感想です。

変な話、ワタクシこう見えてもシリアルキラーが出てくる映画を好んでおり
といってもスプラッターとかではなくて、その人間が目的を達成するための手段が
殺人であって、人を殺めることを目的としているのではなく、結果として
人を殺めているが、その本人は悪いことをしているという自覚がない、といった
まさに狂気を感じさせるようなシチュエーションが好きなわけです。
ぱっと思いつくところでは、アメリカンサイコとかパフューム(アーティストではない)とかね。


そういったものを期待して観たんですけど、そんな期待とかけ離れたものでした。
まず感じたのが、この蓮実という人間を掘り下げるための演出が駄目。
何でこういった人間に成長してしまったのか、バックボーンがまるでわからない。
(案に示すシーンはところどころありますが、それが効果的でない)

そして蓮実の本性が爆発する後半。
最大の見せ場であるにも関わらず結果は・・・ただただ苦痛。
殺戮シーンを延々と見せられるだけ。誰がこんなの観たいの?と思うほどの蛇足っぷり。
そして極めつけが最後の最後。ネタバレるので詳しくは書きませんが、
これ見た時に、「は!?(怒)」となりましたw


いや~、なんでこんなものをあれだけ堂々と宣伝してたんでしょう・・。
自分にはまったくあいませんでした。
一緒にいった仲間が一言「なんなんですかこれ。評価するまでもない」という感想を述べましたが
まさしく言い得て妙。ひさびさにやっちまった作品でした。


悪の教典.jpg
ちなみに印象に残ったのはといわれると、ちょくちょく劇中歌として流れ、
蓮実もよく口ずさんでいた「マック・ザ・ナイフ」という歌だけでした。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。