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私的映画レビュー vol.86 『007 スカイフォール』 [映画全般]

ボンドがその部屋へ駆けつけるも、仲間は既に息絶えていた。
そしてそこにはハードディスクだけが持ち去られたノートPCが。

Mの指令の元、奪われたハードディスクの奪還に向かうボンド。
犯人を発見し、街から列車へと長い追跡を行い、手傷を負いながらもようやく犯人を追い詰める。



つーことで、公開初日に観てきました、007の最新作、スカイフォール。
12月1日が1000円デーということで、今回は1000円!
でもまぁみんな考えることは同じで、今回は有楽町で観たのですが
昼と夕方の回のチケットがなんと完売してました(アタシは事前にネット予約)


さて内容ですが、開始早々手に汗握るような展開で一気に物語に引き込まれます。
ほんと、これ物語の中盤~終盤に持ってきてもいいんじゃないかってくらいド派手。

ここでのやり取りが終わると、今度は組織内での色々な人間関係とか
そういった部分が前面に押し出され、ちょっと毛並みが違った展開に。

ここまでは良かったんですけど、中盤あたりからの展開が怪しくなってきて
結局軌道修正することなくそのまま終わってしまったというのが感想です。


いえ、決してつまらないわけではないです。
物語全般を通して盛り上がるところもありますし、エンタテインメント性を意識して
観客を楽しませようと趣向を凝らしているのも伝わります。
けど、ちょっと冒頭のシーンと物語全体の方向性が違ったような・・・と違和感があったんです。
そう、何か一貫性にかけるな~と。


いやこれ、もっと面白く出来たと思うんですよね~、ほんとに惜しいなぁ。
個人的には、今年の007系でいうと、全編通して面白かった
ゴースト・プロトコルに軍配が上がると思います。

・・・といっても、007シリーズということを考えると、これはこれでよかったのかもしれませんが。


※007シリーズについて
息の長いシリーズですが、今作が初の劇場鑑賞でした。
というのも、自分は007シリーズに偏見みたいなのがあって、
007といえば重厚な、よく言えば伝統を守る、悪く言えば古臭い感じがあって
避けてたんです。

ですが、ダニエル・クレイグがボンドを演じるようになってからというもの
一気にモダンな作品になったような気がします。
その変化は、映像からも感じ取れるほど明確な変化だったと。
さらに、ダニエル・クレイグ演じるボンドも人間くさくて魅力的なそれに変わっていったことも
大きな要因なんじゃないかと思っています。
(これまでのボンドって、完璧でどこか現実味が無さ過ぎてね・・・)


今作は、期待が大きすぎたことと、自分が考えていたのと違う方向に進んでいった物語だった
ということでこんなレビューになってますけど、年末映画のファーストチョイスであることは
間違いないです。


スカイフォール.jpg
しかし、ダニエル・クレイグは渋くて良い役者ですね。
ドラゴン・タトゥーの女でも良い雰囲気だしてたし。これからもチェックしていきたい俳優です。

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